アルデビル産絨毯は、カスピ海から約70kmのイラン北西部アルデビル州にあるアルデビルという町で作られます。
アルデビル産絨毯は、アゼルバイジャンとコーカサス地方の一部から影響を受けています。幾何学的な遊牧民風の柄をもった美しい絨毯や、シンプルな模様とヘラティ柄の背景の中央にメダリオンをあしらったものも一般的です。これらの絨毯は、アルデビルに隣接し、東アゼルバイジャン州の州都であるタブリーズで作られる絨毯によく似ています。
アルデビル産絨毯は、高品質のウールと綿の経糸を使用して作られ、薄くて丈夫なのが特徴です。したがってダイニングテーブル用の敷物などに適していますが、廊下や玄関のカーペットランナーにも最適です。最近ではランナーが生産の大部分を占めています。