クム シルク 最大50%オフ
商品番号 | CDR6457 |
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制作工程 | 手織り |
サイズ | 142 x 318 cm |
厚み | 13 mm |
生産国 | イラン |
年代 | オールド(20~50年) |
経糸 | 綿 |
パイル | ウール |
ノット密度 | ~ 90 000 / m² |
ケルマンはイラン南東部、テヘランから南に1000kmのルート砂漠にある都市です。イランで最も主要な絨毯の生産地域の1つとされています。ペルシャのほかの地域とは異なり、ケルマンは地理的に孤立した環境にあり、外界からの干渉や侵入をあまり受けることなく繁栄しました。 ケルマンの織り職人は平穏な環境の中で絨毯づくりの技術を完成させることができ、その結果、彼らの芸術的な創造性も大いに高まりました。この地域の染色技術は傑出しており、ケルマンの染め職人は他では見られない優美で繊細な色味を生み出すことで有名になりました。
ケルマン産絨毯は、伝統的な深い赤と青の背景色に、美しく装飾された繊細な花柄や花瓶のような曲線デザインが特徴です。絨毯中央のメダリオンと豊かな花柄で装飾されたフィールド、特大のパルメットの花瓶、太い花柄のボーダーなどもケルマン地方に特有のデザインです。
今日の絨毯の品質は残念ながらかつてほど高くはないものの、ケルマン産絨毯は依然として最もエレガントで洗練されたペルシャ絨毯の1つとされています。
1920年代には米国市場における需要拡大に応じて、厚いパイル、シンプルなデザイン、少ない色の組み合わせの品質がやや劣る絨毯の生産が増えていきました。
この傾向は徐々に変化し始めています。過去40年の間には、彩り豊かな伝統的サファヴィー朝デザインの、より高品質でノット密度が高い絨毯が市場に戻ってきています。